突発性発疹は乳幼児期に多くの子供が経験する一般的な病気ですが、その感染性について不安を感じる親御さんも少なくありません。私自身も子どもが突然の高熱を出した際、それが突発性発疹であると診断され、周囲への感染を心配した経験があります。しかし、この病気は感染力が非常に強いわけではなく、特に発疹が出た後には感染力はほとんどないとされています。発熱期に接触感染によって広がる可能性はありますが、風邪のように飛沫感染で広範囲に蔓延するタイプではありません。通常、発熱から数日で解熱し、その後に全身に赤い発疹が現れるのが特徴です。この発疹はかゆみがなく、数日で自然に消えていきます。感染経路としては、ウイルスが付着した手で口や鼻を触ることによる接触感染が主であり、乳幼児の間で特に頻繁に見られます。保育園や幼稚園のような集団生活の場では、知らず知らずのうちに感染が広がることもありますが、発症したからといって過度に恐れる必要はありません。大切なのは、手洗いなどの基本的な衛生習慣を徹底することです。我が家では、子どもが病気になった際には、特に手洗いを意識し、触れるものの消毒も心がけました。これにより、家族内での二次感染を防ぐことができたと感じています。また、子どもが突発性発疹になった際には、無理に外出を控える必要はありませんが、発熱中は自宅で安静に過ごさせることが大切です。発疹が出てからは、周りの人に病気のことを伝え、理解を求めることで、無用な誤解や心配を避けることができます。この病気は一度かかると免疫ができるため、何度も繰り返すことはほとんどありません。そのため、初めての子育てで不安に感じるかもしれませんが、適切に対処すれば乗り越えられる病気です。